
ごあいさつ
初代西崎緑師が昭和三年に正派西川流初代家元西川喜州師に師事し西川喜代美の名を許されておられた頃は、近代日本舞踊史に画期的な新舞踊運動が開花した時期でありました。
この華々しい活動期に新しい時代の舞踊家として「創作集団の同志」による若葉会を結成し、昭和五年に西川喜州師から円満に独立され、本名での活動を始められました。
戦前という時代のなかで、新しい活動に対する障害の厳しさは現在の想像を超えるものであったであろうと思われます。その後は民族舞踊の舞台化にも熱心に取り組み、古代の民族的な上演スタイルである野外公演にまで活動の場を広げられました。
こうして、古典舞踊、創作舞踊、民族舞踊の三本柱を確立した初代の多岐に亘る活動が、日本舞踊界だけでなく社会的にも高く評価されるようになった昭和三十二年に、まだ四十五歳の若さで急逝されました。
私共は、初代の目指した古典の継承、時代の共感を得る新しい日本舞踊の創作、民族舞踊の発展に心血を注いで参りました。
その教えは生きた舞踊創作を目指す私共若葉会にとって貴い指針となっております。
そして、2023年4月より「一般社団法人 西崎流若葉会」として新しいスタートを致しました。
今後ともこれまでと変わらぬご支援のほど、心よりお願い申し上げます。



